【これからのSEO対策】ロボットではなく「人」を焦点に考える!

こんにちは。管理人のakiです。
aki
Googleの進化によって、キーワードの比率を調整するといった古いSEO手法は現在では通用しなくなっています。
検索エンジン(ロボット)だけを対象としたSEO対策ばかりに目を向けていませんか?
現在では、アルゴリズムの改良やAIの導入などによって、人が文章を読んで理解する能力に近づきつつあります。
では、これからのSEO対策はどのように行っていけば良いのでしょうか!
今回は、ロボットではなく「人」に焦点を当てたSEO対策についての解説です。
Googleの進化
akiさん!Googleって進化しているって良く聞くんだけど、どんな風に進化してるの?
さちこ
うん、そうだね。じゃあ、Googleの進化について説明していくね!
aki
1998年にGoogleが登場してから、検索エンジンのシェアでトップになるまでに成長しました。
Googleで調べれば、大抵のことは解決することから「Google先生に聞く」などといわれるにもなりました。”ググる”という俗語が生まれたのは記憶に新しいのではないでしょうか。
その後、2010年頃までは、ページランキングの重要度は比較的大きく、ページランクの操作を目的とした、スパム行為が横行していました。
スパムにより役に立たないページが上位表示されると、ユーザーの不満が高まり、Googleの目指す”ユーザーの役に立つ検索エンジン”には近づくことができませんでした。
そのため、スパムに対する取り締まりを強化し、アルゴリズムによる対応と手動による対策により、非常に厳しい姿勢で対処するようになっていったのです。
現在では、アルゴリズムの弱点をついたスパム行為を行っても、遅かれ早かれスパム対策によって排除されてしまいます。
▼Googleにおける検索アルゴリズムのアップデートの例
今後は、モバイル環境に対応するための進化が予測されます。
Googleの進化とともに変わりゆくSEO
「SEO」という言葉が生まれた時代には「検索エンジンロボット」に向けた施策を行っていれば良かったのですが、現在の検索エンジンはコンテンツの意味や検索ユーザーが入力するクエリ(キーワード)を、極めて人に近い形で理解できるようになっています。
最近では、”SEO”という言葉が検索エンジンのロボットを対象とした施策であると誤解されがちなため、人を対象とした「SXO」(Seaerch Experience Optimization:検索体感最適化)という言葉が使用されるようになってきています。
SXOとは、検索エンジンに好まれ検索結果ページの上位に表示させようとするマーケティング手法(検索エンジン最適化)を、検索エンジンではなくユーザーの検索体験(ユーザーエクスペリエンス)に主眼を置いて捉え治そうとする考え方である。…こうした手法は検索エンジンを相手にした最適化と言うこともできる。
SXOとは何?Weblio辞書より引用
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誰よりも優れた体験を提供する取り組み
ひと昔前の検索エンジンでは、コンテンツ(Webサイトの中身)が薄くても、有効なキーワードを多く含めると簡単に検索上位に表示させることが可能でした。
したがって過剰なSEOが流行しましたが、検索エンジン側がこれらをスパム(迷惑行為)として対処した結果、現在ではほとんど意味のない手法となっています。
その後には、”被リンク(自分のWebサイトへのリンク)を集めることが評価につながる”ということが広まると、自作自演の被リンクによって、検索結果の順位が操作されるようになっていきました。
ところがこれもまた、アルゴリズムの改良によって通用しなくなりました。
スパムを行ったWebサイトは評価を下げられたり、質の低いコンテンツを量産したサイトは、検索結果に表示されることが減りました。
これまでのような、アルゴリズムのギャップを突くような手法は、たとえ一時的に成果を上げたとしても、検索エンジンの改良によって評価が見直され、通用しなくなってきます。
これからは、Googleのガイドラインを守り、ユーザーのためになるSEOを心掛けなければなりません。
現在のSEOはSXOへと変化しています。
SXOは、検索ユーザーに対して誰よりも優れた体験を提供する取り組みです。
ロボットやプログラムではなく、”人の体験”に焦点を当てた対策”こそが、最終的に取り組む価値のあるSEOなのです。
▼旧来のSEOと現在のSEOの違いは
- どのデバイスでも閲覧しやすいレイアウトや構造にする
- 調べたい情報にすぐにたどり着けるように配慮する
- 様々な通信速度環境でも、素早く表示できるようにする
- 検索ユーザーの調べたい情報を、他サイトよりも詳しく正確に提供する
まとめ
SEOは、「検索エンジンのロボットに向けた施策」と考えてしまわれがちです。
しかし、最近では”SEO”はGoogleの進化と共に検索エンジンのロボットを対象とした施策から、人を対象とした「SXO」へと移り変わりつつあります。
これからは、Googleの進化に合わせた対策に取り組まなくてはいけませんね。
